親子で挑戦!チャレンジ問題 (公立中高一貫校受検コース 小5適性検査対策で使用の『思考力養成テキスト』より出題)
✓ 問題
赤、青、黄、緑にぬられたカードが4枚ずつ合計16枚あり、どの色も1から4までの数字がそれぞれ書かれています。
この16枚のカードを、以下の〔きまり〕にしたがって、たて4枚、横4枚の長方形になるように並べます。
このきまりにしたがって、下の図のように5枚のカードを並べました。白いカードで表されたところには、まだカードが置かれていません。図のAと書かれた位置には、どのカードが入るでしょうか。Aにあてはまるカードの色と数字を答えなさい。
✓ 求め方の例
このように、いくつかの情報を処理して解くタイプの問題は、都内の公立中高一貫校でも出題されます。まずは、問題文から読み取れる内容、指示されている条件(〔きまり〕)を的確に把握することが重要です。また、二つの情報を関連させ、考察する能力も必要です。
求めたいAのカードは、いきなり解答を出すことはできません。まずは、Aをふくむたて、横の列の他のカードから求めていきましょう。
問題文より、赤、青、黄、緑の4色のカードが4枚ずつ合計16枚あり、さらに4色のカードとも1、2、3、4の数字が書かれていることがわかります。また、〔きまり〕の①、②から、たてと横の列どちらも色、数字が重ならないようにカードを置いていく、というきまりが読み取れます。
最初に、右の図1のアの位置に入るカードを考えます。あわてずに色と数字を分けて考えましょう。
まずは、色からです。アをふくむたての列では、すでに青と緑のカードが一枚ずつ置かれていますから、アとイは「赤」か「黄」ということになります。しかし、イの横の列には「赤の4」のカードがありますから、イに赤のカードを置くことはできません。したがって、アが「赤のカード」、イが「黄のカード」と決定できます。
同じ要領でアとイの数字も考えてみましょう。たての列ですでに「1」「4」が置かれていますから、アとイには残りの「2」か「3」が入ります。アの横の列には「緑の2」がありますから、アは「赤の3」、イが「黄の2」とわかり、図2のようになります。
ここまでわかれば、Aのカードの色と数字を求めることができます。そのためには、図2のウの位置のカードをあわせて考えます。
さきほどのアとイのカードを考えたときのように、色と数字を分けて考えます。Aとウのカードの色は、横の列の他のカードから考えて「青」か「黄」のどちらかになります。Aのたての列にはすでに「黄の3」が置かれていますから、Aのカードは「青」です。
数字も同じように導き出します。Aとウのカードの数字は「1」か「4」ですが、ウのカードのたての列には「赤の4」のカードがあります。したがって、ウの位置に「4」を置くことができないため、Aが「4」であると判断できるのです。(図3)
✓ 解答
Aのカードの色:青
Aのカードの数字:4
適性検査の問題では、与えられた情報を正確に読み取り、活用する能力が重要です。そのために必要な発想と方法を、城北スクールの授業では養っていきます。
出題した問題は、城北スクールの小5適性検査対策コースの授業の中で今後扱う予定です。今回学んだことを確認するためにも、ぜひ教室へチャレンジしに来てください!
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