親子で挑戦!チャレンジ問題 (公立中高一貫校受検コース 小5適性検査対策で使用の『思考力養成テキスト』より出題)
✓ 問題
A、B、C、D、E、F、G、Hの8人がジャンケンのトーナメント(勝ちぬきの試合方法)をしました。下の図はトーナメントの結果で、図の中の太線は勝ち進んだことを表しています。また、ジャンケンで引き分け(あいこ)は1回もありませんでした。
次の㋐~㋔のことがわかっているとき、以下の問いに答えなさい。
(1) 優勝したのはだれですか。
(2) Gは1回戦で、グー、チョキ、パーのどれを出しましたか。
✓ 求め方の例
このように、いくつかの情報を整理して解くタイプの問題を「条件整理型問題」といいます。条件整理の問題では、以下のような3つのポイントで解いていくことができます。
問題の文章から読み取った内容の中から、まずはポイント①を使い、はっきりわかるものから決定していきます。㋐~㋔の条件のうち、㋐と㋒と㋔の条件からは、それぞれC、E、Hがまだどの枠に入るのか決められず、EとHが2回戦まで進んだことしかわからないため、ひとまずわかった情報を保存します。
㋑と㋓ですが、以下の部分に注目し、少し頭をはたらかせて考えてみましょう。
この2つの条件文で、「DとGの二人が決勝まで進んだ」 「決勝でGが敗退した」という二点を読み取ることができます。決定できる情報は、自分の目で見て判断するため、ここまででわかったことを、以下のように書きこんで考えます。これで(1)で問われている優勝者はわかりました。
さて、ここからは適性検査で強く求められる能力を必要とします。
適性検査の問題では「与えられた情報を整理し、分析したうえで考察を行う」という作業を課してきます。㋑と㋓からわかった情報をもとに、EとHの入る枠を判断しましょう。
Hは2回戦をパーで負けたので、右側の枠をHとしてしまうと、2回戦で矛盾が生じてしまいます。したがって、Hは左側の枠で決定です。右側のHの可能性がなくなりましたので、Hを消去すると、Eが右側の枠で決定されます。同じように書きこんでいきます。
残った㋐の条件に書かれたCが入る枠を、同じ要領で考えてみます。
Cは残った4つの枠のいずれかに入るのですが、㋐の「Cはパーで負けた」という条件、そして、問題文に書かれている「引き分けはなかった」という条件から、1回戦はGの対戦相手だったとわかります。Cはパーで負けたのですから、Gが1回戦で出した手もこれでわかります。
✓ 解答
(1) D
(2) チョキ
適性検査の問題では、与えられた情報を正確に読み取り、活用する能力が重要です。そのために必要な発想と方法を、城北スクールでは養っていきます。
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